3社間ファクタリングの手数料相場は1%~5%程度と言われています。2社間では5%~30%程度なので、はるかに手数料が安くなることがわかりますね。仮に、手数料が5%だとすると消費者金融よりもコストを節約できそうです。しかし、それは売掛金の支払い期日にもよります。

半年後が支払日となっている売掛金債権ならば、年利に換算すると10%なので消費者金融よりも有利です。しかし、3カ月後が支払日となっていたら20%なので不利になってしまいます。実は、3社間ファクタリングには消費者金融にはないデメリットがあります。それは、取引先の同意が必要なので、資金操りが悪化していることがバレてしまうことです。

今後も経営を続けていくつもりなら、取引先からの信用はとても大切。取引先に知られるのが嫌なので、2社間ファクタリングを利用する経営者のほうが多数を占めます。また、審査通過率も40%~50%程度が目安となりやや厳しめです。総合的に考えると、消費者金融のビジネスローン審査に通るようならそちらを利用したほうが良いと思われます。

手数料がどちらのほうが安くなるかはケースバイケースですが、やはり取引先に知られるというデメリットが大きいです。また、基本的には取引先の同意をもらった上で申し込みをするので、資金操りが悪化していることが取引先にバレた上に、審査に通らなかったという展開になる可能性もあります。銀行の事業融資、消費者金融のビジネスローンという順番に検討をして、それでもダメならファクタリングを検討するのがよいでしょう。